屋根や外壁の塗装は「築10年~13年が目安」と言われています。このように、塗り替えはめったにあるわけではないため、戸建てにお住まいの方でも「塗装」についての知識をお持ちの方は少ないものです。
そこで、普段からお客様に質問されることが多い疑問点をいくつか挙げてみました。塗装をご検討される際の参考にしていただければ幸いです。
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塗り替え時期は何を目安にすればよいですか?
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塗り替えを行なうのに一番適した季節はいつですか?
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プロの目で見た場合、職人の腕が良い、悪いの判断はどのようにつくのでしょうか?
分かりやすく説明するため、「掃除」を例に挙げてみましょう。
例えば雑巾がけをする場合、部屋の隅を丸く拭く人もいれば雑巾の端を壁の隅に当て、丁寧にこする人もいると思います。つまり、人には丁寧な性格の人もいれば雑な性格な人もいるわけで、職人にもそれは当てはまります。
でも、お施主さんにしてみたら、工事を依頼した職人がとっちの性格なのか全く分かりませんよね。
そこで良い方法をお教えします。
それは、職人が乗って来た車の中や現場で材料を置いている場所をチェックすればすぐに分かります。それらがキチンと整理整頓されていれば丁寧な仕事をしてくれる職人さんだと推測できます。
それと、一日の仕事が終ったあとのかたづけの状態ですね。「腕の良い職人」と言われる人は、そういった細かなところまでしっかりやっています。
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寿命と言われる前に塗装が剥がれてしまう原因は何でしょうか?
塗料にはグレードによって目安となる寿命がありますが、その前に剥がれてしまう主な原因は次のようなものです。
- 塗装を行なう前の洗浄がしっかなりなされなかったことによって、下地にゴミや汚れが不着したままだった場合。
- 下地に水性系の旧塗膜があり、その上に溶剤系の塗料を塗った場合。
- 下地に幾層もの旧塗膜があり、その上に塗装を行なった場合に剥離することが多い。
- 塗料を薄め過ぎた場合。(塗料によって希釈率が定められている)
- 下地洗浄した際の乾燥が不十分のまま塗装を行なった場合。(コロニアル屋根や北側の壁、梅雨時期や冬季は乾燥しにくい)
- 下地剤を塗っていない、または下地剤の選定を誤ったため。
いずれも塗装業者の知識不足、または工期に余裕をもたせていないなど故意による場合もあります。
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外壁の色の選び方に何かアドバイスがありますか?
どうしても色のイメージがつかめず迷われるお客様にはカラーシミュレーションにて対応させていただきます。